

国立大学入試コラム
ここでは大学受験に関するコラムをご紹介します。一部私立も含みます。
9.模試の役立つ利用法
「まだやっていないから受けても仕方ない」「もう少し勉強したら受げてみます」
成績の悪い人はほとんど例外なく模試を避けようとします。模試を受けていないため自分の実力がわからず、高望みして難関校だけを受げ浪人するのもこんな人です。
駿台模試・河合塾・代ゼミへ・進研とさまざまな模試がありますが、自分の志望校のレペルに合わせて選び、できたら○○大学模試という自分の志望校の名をつけた冠大学模試も申し込んでみましょう。
模試の回数はできるだけ多く受けることです。多すぎるという人はいないでしょうから、常識の範囲内ならできるだけ多いほど好都合になります。できたら、まわりは他校生ばかりという会場受験の方が度胸はつきますし、自分の志望校と同レペルの模試の方が効果的です。
「模試を受けるときは本番のつもりで、本番のときには模試のつもりで」といわれています。模試をバカにして遅れていったりだらけてやったりする人に限って本番のときにアガったりするので、模試といえども全力投球し試験をうげるコツを体得する必要があります。
高校の教室は五〇人前後と小規模ですが、大学入試では200〜300人の大教室が使われるのがふつうです。暑すぎ、寒すぎ、入口近くで出入りが多い、監督者がそばに立っている−いろいろな状況がきても気にしないで実力を発揮する不動心をえるよう模試会場で場馴れしておきたいものです。
入試のさい一回目に間違って見直しで誤りを発見するのは困難ですから、一回目をやるとき確実さをまず心がけ、確実さを前提としてスピードをできるだけ上げる練習を模試では試みたいものです。もちろん、実力+五点〃が狙いですから、一回目が終わった後にぼんやりしていたり、うつぶせになって寝るなどとんでもないことです。
一回目が終われば、3−5分休憩を自分でとり、頭をさっと切り替えるのです。そのさい、椅子についたまま、他人からひんしゅくを買わないような気分転換法をいろいろ発明し、ひそかに試みることにしましょう。
入試のさい、知らないことがかならずいくつかでてくるものですから、知らなくても出来るコツを模試で体得するのも大切です。もちろん、一つ一つ、つっかえながらやるのでなく、スムーズに流れるように試験をうけるリズムも身につけたいものです。百戦錬磨の浪人に対抗するため現役としてはできるだけ模試で場数をふみ、自分で試験を受けるコツを見つけることです。
試験場での動物的なカンを体得しておげば、本番での頑張りがきくようになります。
答案が返ってきた時に失敗箇所を復習し、次回は出来るようにしておきましょう。入試直前に模試の失敗箇所を通して見直すと、間違いのパターンやクセがわかり有益です。