Copyright All Reserved by  国立大学入試ガイド   since 2007/05/05 
国立大学受験を目指すための大学受験入試情報を提供します。
自分の子供が受験に挑む過程で親が学んだ、国立大学入試に関する様々な情報を公開したサイトです。

国立大学入試コラム

ここでは大学受験に関するコラムをご紹介します。一部私立も含みます。

8.気が散る人の勉強法

「勉強しなくては・と思うが、ずるずるテレビを見てしまう」「勉強していても気が散り集中できない」という人がいます。
 坐禅の修行で「無念無想」といわれますが、「無念無想」とはいったいどういうことでしょう。

 これは、なにも感じない、なにも想わないことではないのです。もしそんな人がいれば、有徳の人というよりもむしろ植物人間に近いだけですから。


 人間なら坐禅をくんで気持ちを集中しようとしても、次から次に雑念がおいてくるのは仕方ないことです。その際に、雑念がちっとも浮かばないようなふりをしたり、雑念にとらわれて考えこんだり、雑念がおきないように葛藤して疲れたりする人は、「無念無想」でないのです。


そうではなく、雑念が浮かびながらもそれに拘われず、自分としては集中につとめるのが人間らしさであり、「無念無想」にあたるものです。
 イギリスの総理大臣をやったディズレーリが「けっしてへこたえるな。へこたれたら、へこたれたまま頑張れ」と言い、ベートーペンが「苦悩をへて歓喜へ」と述べているのも、同趣旨の発想といえるでしょう。


 話は変わりますが、テレビを見たり、友人と遊んだりするのも生活の一部ですから結構なことです。ただ、けじめをつげるのがポイントですから、学校の終業のベルと同じく、あらかじめ時間を含め、できたら目覚まし時計のアラームをセットし、定刻になれば「あ、時間だ、じゃあ」とさっと切り替えることです。テレビの内容や友人の話が頭に残っているようなら、ザブと冷水で顔を洗顔して、意識的に頭を切り替えるとよいのです。


 学習を始めて気が散らないようにするためには、部屋や勉強机が乱雑だと散らかっているいろいろな物からつい連想機能が刺激されてしまいます。「あとであの雑誌を片づげよう。そういえばあの雑誌はN君が・」というふうになりがちです。ですから、部屋と勉強机をあらかじめ整理しておくことです。


 学習を始めるにあたって、集中するお呪いとして自分が用意した「私の誓い」「今月のことば」などを小声で言ってみる。英語リーダーをテーマソングや準備体操のように音読することも効果的です。


 やっている途中で気が散ってきたら……その時はダマって問題をやるのでなく、声に出しながらやる、手で書く、立ったり部屋の中を歩いたりしながらやるとよいでしょう。
 気が散ったと思ったら、数学の公式、英語の文法事項などの自分の苦手科目ヘサ″と切り替え、罰として苦手科目を10分間やるというムチの集中法も考えられます。