

国立大学入試コラム
ここでは大学受験に関するコラムをご紹介します。一部私立も含みます。
7.AO入試の活かし方
AO(アドミッションーオフィス)入試とは、専門の委員会が書類審査、小論文、面接などを通じて人物本位の選抜を行う入試制度です。
アメリカで盛んに行われていましたが、わが国では慶応大学藤沢キャンパスの総合政策、環境の両学部が1990年に導入したのが、はしり・となりました。2000年は、東北大、筑波大、九州大、岩手県立大の国公立四大学が始め、私大は早稲田大、関西大などが参加に踏み切り六五大学にのぼり、「AO元年」と呼ばれました。その後もAO入試は拡大の一途であり、二〇〇二年には国公立大14大学、私大213大学となり、いわば「倍々ゲーム」を思わせるほどです。
AO入試は、志望者の過去の勉強量よりも、未来への可能性を重視するものであり・、難関校では学生の多様性を狙うものでしたが、近年では中堅校・平易校が志望者減に対する対策としてもてはやされるようになってきました。
普通の推薦入試は、11月1日以降という期限制限があるのに対して、AO入試には期限の制限がないので、オープンキャンパス(大学見学会)での用組記入がAO入試エントリー(事前登録)となるので、早目に学生確保ができることになります。
学生の側でも、自分と大学の話で早く内定がとれれば、安心でラクだし、担任の先生からいろいろ言われなくてすむ気楽さもあります。
AO入試で欠かせないのは、志望理由書の作成と面接であり、志望理由書の記入には全力で当たることです。
エンピツはB以上、字は「大きく・濃く・はっきり」にして段落つける、が常識です。内容はこれまで自分かやってきたことを別紙に全部書き出し、それに◎、○、△印をつけてみて、いちばんセールスポイントになりそうなものを二つくらい書くようにしましょう。
もう一つ、大学でやりたいことも、具体的に書く必要があり、大学からもらった紹介パンフレットの
中にある建学精神、特色などをアンダーラインして、それを織り込むとよいでしょう。
AO入試を実施すると、大学は早目に学生を確保でき、そのぶん一般入試枠が減るので実質倍率が上昇し、よいことずくめです。
反面、学力にあまり自信のない受験生でも平易校のAO入試はほぼ「全入」なので、早くラクして
決まるのはラッキーと思えるかもしれません。