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国立大学入試コラム

ここでは大学受験に関するコラムをご紹介します。一部私立も含みます。

2.文系、理系どちらが有利

血液型でもないのに、高校生につきつけられる質問は「あなたは文系・理系?」であり、高一大局二の二学期にたいてい選択調査があり、目を白黒することになります。
 小・中・高まではみな一緒であったのに、大学になると文系・理系は大違いです。
 文系は、文学部・国際学部・法学部・経済学部・商学部・経営学部・社会学部・教育学部 芸術学部・福祉学部などを含みます。


 文学や歴史が代表的ですが、文系の科目は「人」とからみ興味をもちやすく、自分の見方、考え方が聞かれます。講義の進度がゆっくりで、テストは年に1、2回と少なく、落第もほとんどないので気楽です。サークル活動・アルバイト・海外旅行と動きまわり、「花の大学生」とからかられ気味に持て囃されるのは、この文系の学生です。


文系の就職は厳しいと言われますが、もちろん学部学科で千差万別です。



 求人が多いのは法学部と経済学部のうちニーズの強い専攻分野の学生であり、国際取引法−商社、プロジェクトファイナンス、連結決算、M&A↓金融、物流↓商社などが人気、商社牛金融では英語も英検準一級か二級が前提となっています。文学部の心理学科は「人間」を知っているということで色々な業種の企業に引っぱりたこであり、人事・営業などで実績をあげている人が多くいます。


求人が中程度といえるのは、商学部・経営学部のうち中小企業経営専攻−中小企業、中国語・スペイン語→商社、考え方に強い哲学科も意外に人気かおるようです。


 これに反して、これまで就職学部とみられた法学部・経済学部(総論)は、硬直した発想や現実離れということで不人気であり、英語科も人余り傾向か強く、文学部は「ああも考えられる、こうも考えられる」という学問の性質が企業に必要な論理的発想や説得責任に反するため、歓迎しない企業がほとんどとたっています。


 理系は、理学部・工学部・医歯学部薬学部・農学部・水産学部などを含み、文系との中間に家政学部・看護学部・体育学部なんかがあります。


 理系は「法則」や「技術」を中心にするので、単純性・明快性が特色であり、学生は実験・レポート・小テストと多忙で、1科目不合格でも留年となり、2人に1人近くが大学4年のはずを5年かかってしまうほどです。


 在学中大変だった分だけ就職は好調であり、特に理工学部の学生はメーカーだけでなく、商社・通信・金融など広い分野への進出が目立ちます。理学部の中の数学科は、哲学と同じで自由な発想に人気かおる反面、現実感覚に欠けると敬遠する職場もみられます。
 農学部・水産学部は、受験科目の負担が軽く夢もあるということで、最近注目されています