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国立大学入試コラム

ここでは大学受験に関するコラムをご紹介します。一部私立も含みます。

10.3年生の追い込み方

「もう高校三年生か……」
 これほどの感慨は、大学四年生、結婚、四十歳、定年など、人生で何回もないほど大きいのではないでしょうか?


 高二の夏休みから続いた基礎力完成期は高三の1学期まででもう終わりです。夏休みから後は応用力養成期でもあり、応用力・実践力を懸命に培う受験勉強の最盛期です。


推薦入試は二学期初めから始まり10月、11月がピークで12月には峠をこし、1月3学期の始業直後にセンター試験の本番、私大の人試も2月になれば一斉に始まり、2月のうちに大手どころは終了してしまいます。


四月になってあと一年と思うのは誤りであり、実はセンター試験まで九ヵ月、私大受験まで十ヵ月にすぎないのですから、お尻に火がついた感じになるのももっともです。


三年生にとって一番たいせつなことは、必勝の信念です。今までやってきた人は過去の努力に自信をもち、今から本格学習を始める人も「今までのんびりしてきたから、他人の二倍頑張れる」と未来の努力に信頼をもち、精一杯の健闘を誓いたいものです。


 どうせ浪人……など敗戦思想にとりつかれると、高揚するはずの現役高三の一年間を空費してしまい、借金のまま浪人する(メになってしまいます。


 次にたいせつなことは、早いスタートです。新学期が落ち着いた四月中旬からスタートするのと、高二の期末テスト終了直後からスタートするのではニカ月の差ですが、心理的にはもう三ヵ月差くらいの有利さにあたります。夏休みの間に英語のりIダーと数学V教科書を一年分大予習し、理科、地歴・公民のうち得意一科目を学習ずみの状態にしておくと、一学期を安心して受験のための別習中心に専念できます。スタートが遅れると授業と別習双方に足をとられ、双方とも成果なく夏休みに持ち込む危険もあり、絶対に不利です。


 第三に、得点を高める工夫を露骨にするyことです。できたら春休み中に、青本(駿台文庫)、黒本(河合塾)、赤本(教学社)のどれかで志望校の傾向を徹底的に分析し、志望校にあわせた傾向学習を心、がけるのです。


 この傾向問題集は、傾向を知るために役立つだけでなく、コピーして空欄や記号の箇所に語句を記入していけば、志望大学別のテキストに変身します。


 燃えるのとあせるのは違います。あくまで基本事項をたいせつにし、基本の土台の上に発展事項や実践力を築いておくことが万一浪人することになっても次の成功のための必須条件となります。受験科目の授業をあくまで重視すること、問題演習のなかで発見した不明箇所や重要箇所をサブノート化する地道な努力こそ実力をもたらす原動力です。